定期的にお手入れすることが、長持ちの秘訣です。
LIXIL製品のサッシ(窓)は、アルミニウムの他、銅板(シャッター面など)、樹脂、木などによって構成されています。
いつまでも美しくお使いいただくためにも、それぞれの性質に応じた方法で、定期的にお手入れが必要です。
|アルミ製品
・お掃除はなるべくマメに
アルミは比較的腐触しにくい材質ですが、それでも砂、ほこり、塩分などがついたまま長いあいだ放置しておくと、空気中の湿気や雨水の影響を受けて、腐触が発生する原因となります。
・清掃の目安
清掃の目安は、少なくとも年に1~2回程度です。
特に海岸地帯や交通量の多い道路沿い、工業地域に面している場合、塩分や排気ガスによる汚損が進みやすいので、こまめにお手入れしてください。
・汚れが軽い場合
水で濡らした雑巾で汚れを拭き取り、乾拭きをします。
・ホワイトサッシについて
ホワイトサッシの場合、汚れを落とした後、自動車用ホワイト専用ワックスで磨くと効果的です。ホワイトサッシはガードレールを手で触れた時に白い粉が手に着く現象(チョーキング)と同様に、紫外線により表面に白い粉が発生することがありますが、ワックスで磨くことによりアルミ表面をカバーしツヤや光沢がよみがえるだけでなく、汚れもつきにくくなります。ワックスは、研磨剤が入っていないか、少ないものを使ってください。
※ツヤ消し仕上げの施されたアルミサッシには、ワックスは使用しないでください。表面のツヤにムラが生じることがあります。
・汚れがひどい場合
1.まず水で濡らした雑巾で全体を拭き、表面についたホコリ、砂などを取り除きます。
2.特に汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた液で汚れを落とし、そのあと洗剤が残ら
ないようによく拭き取ってください。
3.最後に全体を乾拭きします。
・金属タワシは使用しないでください
アルミニウムの表面は傷つきやすいので、お掃除の際には柔らかいスポンジ、布、市販のメラミンフォーム材などを使い、金属タワシや金ベラは避けてください。また洗剤は、必ず中性洗剤をご使用ください。中性洗剤では取れない場合は、アルコールかベンジンを布にしみこませて拭いてください。他の有機溶剤は使用しないでください。
・引違い窓の下枠にはこまめに清掃してください。
下枠に砂、ほこりなどの異物が付着したままご使用されると、キズ、塗装剥がれの原因となります。
1.やわらかいブラシなどでレール部分の異物を落としてください。
2.次に綿棒などできれいに拭き取ってください。
・万が一、サビが出た時は
サビに気づいたら、直ぐにお手入れをしてください。まず中性洗剤をつけたナイロンタワシ、または目の細かい紙ヤスリで軽くこすり、サビや汚れを取り除きます。
その後、水拭きし、塗料のはげた部分にスプレー塗料を吹き付けてください。その際は、周辺部をマスキングテープや養生ビニールで覆い、塗料が付かないよう注意して下さい。
|銅板製品(鏡板・雨戸パネル)
・銅板製品の敵は、腐触
LIXILの銅板製品は、表面に二重焼付、二重塗装を施し、腐触に対しては万全の備えをしています。しかし銅板にはどうしても腐触に弱い性質があるため、表面についた汚れは早めに落とすように心がけてください。
・水と洗剤はキライです
銅板は水をきらうため、水洗いはなるべく避けてください。また洗剤は、表面の塗装を痛めることがあります。汚れがひどく、どうしても水洗いが必要な場合は、柔らかい布を使い、最後に乾いた布で、充分に水分を拭き取ってください。
・万一、サビが発生したら
目のこまかい紙ヤスリなどでサビを完全に落としたあと、市販のスプレー式ラッカーを吹きつけてください。
|樹脂製品
・お手入れはなるべくこまめに
樹脂はアルミニウムなど他の材質と比べると、傷つきやすい性質があります。レール部分にたまった砂やゴミをそのままにして使用を続けると、キズの原因になるので、なるべくこまめなお手入れをおすすめします。
・お手入れは布やスポンジで
傷を避けるため、布やスポンジ・市販のメラミンフォームのような柔らかいものを使い、金属ブラシや金ベラは使用しないようにしてください。
・ベンジンやシンナーは避けてください
樹脂は酸、アルカリに強い特性を持っていますが、ベンジン、ガソリン、エーテル、アセトン、シンナーなど有機溶剤は使用しないようにしてください。
・薬品に対して
塩素系薬品(次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤、カビ取り剤等)が、サッシに付着したまま放置された場合、表面が変化することがあります。付着した場合は、すみやかに洗い落としてください。
・清掃のしかた
1.表面についた砂やほこりをていねいに取り除きます。隅の清掃は歯ブラシを利用する
と便利です。
2.水で濡らした雑巾で全体の汚れを拭き取ります。特に汚れがひどい場合は、中性洗
剤、アルカリ性洗剤を薄めた液で落とし、そのあと水洗いします。
3.最後に固く絞った雑巾で全体を拭きます。
|網戸
・必ず網戸を外してから水洗いを
網戸をお掃除するときはレールから外し、網を張ってある面を下にして床に置き、柔らかいスポンジ、またはブラシなどで水洗いしてください。
網の貼ってある面を上にしたり、立てかけたまま洗うと、網が押されてゆるんだり、破れたりする原因となります。
網戸の枠の部分は、アルミのお手入れと同じ要領で行ってください。
|木製製品
・落ちにくい汚れは中性洗剤で
木製製品のお手入れには、シンナー、ベンジンなどの使用は避けてください。落ちにくい汚れには中性洗剤を用い、よく水拭きをした後、乾拭きします。
なお床用ワックスをかけると、美しさをより長く保つことができます。
出典資料:株式会社LIXIL カタログ
「断熱アルミ窓 サーモスA/防火戸FG-A P298-299」
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